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白馬村のジャンプ台(写真提供:白馬中学校)
日本の長野県で、第18回冬季オリンピックが1998年2月7日~22日の日程で開かれました。これは、1964年の東京、1972年の札幌(冬季)に続き、日本で開催される3番目のオリンピックでした。
長野県は長野市に県庁があり、本州の中部地方の西中央にあります。8つの県と接する内陸県で、日本列島で最も広い中央高地に位置しています。長野は3,000メートル級の山々が連なる3つの山脈(まとめて「日本の屋根」と呼ばれている日本アルプス)の拠点です。
スキージャンプ競技の結果を見つめる何千人もの観客(写真提供:白馬中学校)
このオリンピック大会は、スキー、スケート、アイスホッケー、ボブスレー、リュージュ、バイアスロン、カーリングの7種目、68種類の競技が5つの市町村(長野市、軽井沢町、山ノ内町、白馬村、野沢温泉村)で行われました。
長野オリンピックのテーマのひとつに「自然との共存」がありました。長野オリンピック組織委員会(NAOC)は、自然環境と高度なテクノロジーが共存するオリンピックをめざしました。
長野は冬季オリンピックの歴史上、最も南にある開催地だったため、一番心配された点は雪不足でした。NAOCはジャンプ台などの大部分の競技会場に最新鋭の設備を投入し、人口雪で条件を整えました。
長野セントラルスクエアで行われた表彰式(写真提供:篠ノ井西中学校)
入念な準備の結果、長野オリンピックは大成功をおさめました。
長野オリンピックが開催されたおかげで、新しい新幹線の路線が1997年10月に開業しました。この新幹線は時速260キロメートル(161マイル)で走行し、東京~長野を約1時間半で結びます。
オリンピック前とオリンピック中、長野市はオリンピック歓迎ムード一色に包まれました。JR長野駅構内には、オリンピックシンボルの入った大きな旗と、そのまわりにオリンピック参加国と地域の旗が展示されました。これらの旗はオリンピックスポンサーの広告と共に、長野市のメインストリートにも飾られました。