近畿地方は三重、滋賀、奈良、和歌山、京都、大阪、兵庫の7県から成り、約2,240万人、日本の総人口の約18%にあたる人々が住んでいます。
京都と奈良は、はるか昔から1868年の明治維新まで、国の首都として、また、さまざまな歴史的役割を果たした場所として名高い場所です。歴史上重要な神社やお寺、仏像、絵画、そのほかの文化財が残っていて、世界中からたくさんの観光客が訪れます。
近畿地方の経済の中心である大阪は、長い間商業と産業の中心地として栄えてきました。1994年には、国際都市への発展をめざし、関西国際空港が大阪湾内の埋立地に開業しました。
兵庫県の神戸と大阪を結ぶ工業地帯では、製鋼業と造船業の2つの分野が特に盛んです。1995年1月に発生した阪神淡路大震災で市街地と周辺区域は大きな被害を受けました。
近畿地方の中央には、日本最大の湖である琵琶(びわ)湖があります。