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漢字は、数千年前の中国で誕生したとされる日本語の書きことばを示します。漢字の起源は、人々が描いた絵でした。長い年月を経て絵の形が変わっていき、そのほとんどはもとのかたちをとどめていませんが、語全体や語の一部の意味として残っています。
漢字が日本に伝来したのは1,800年ほど前です。何千字もあり、大辞典1冊に約50,000語が収録されています。しかし実際に人々が使うのはそれほど多くありません。普段使う漢字として政府が選定したものは2,136字です。小学校では1,026字を習い、中学校ではこの1,026字を使って文を書く方法と、新たに1,130字の読み方を習います。
語や語の一部に意味がある漢字だけでなく、日本には音を文字にする2種類の文字があります。ひらがなは丸みをおびた文字ですが、カタカナは直線的です。日本語の特定の音で使われるようになった漢字から、平安時代(794年~1185年)に誕生しました。それぞれ46文字あり、(「ka」などのように母音と子音を含む)音節を意味しているため、かな文字と呼ばれます。元の音に変更を加える濁点も使うと、この46文字だけで現在の日本語のすべての音を表現できます。
ひらがなは漢字と組み合わせて使って、一般的な日本語を書くために使われます。カタカナは、外来語、外国人の名前や海外の地名、音、動物の鳴き声を書くために使われます。