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日本探索

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Q. 俳句はどのようにして詠むのですか?


A.

俳句は400年ほど前に日本で生まれた詩の形式です。このスタイルは、江戸時代(1603年~1867年)のなかばに絶頂を迎えました。この頃、松尾芭蕉が国中を旅し、訪れた場所の四季や景色を描いた独特の詩を詠みました。


明治時代(1868年~1912年)になると、俳句は独特の日本の詩のかたちとして発達しました。これは正岡子規の尽力のたまものです。子規は自然の風景や日常生活を写実的に描くことに力を入れた、新しいかたちの俳句を推進しました。


俳句は、5-7-5という17の音節で表現します。深い心の動きや、なにかを発見したことをシンプルな表現で読み手に伝えます。俳句には季節がわかる語を1つ入れるという規則があります。


俳句は日本だけでなく、ヨーロッパ、北米、アフリカ、中国へと広がっています。特に、アメリカで高い人気があります。次は松尾芭蕉の俳句(秋風の吹けども青し栗のいが)を英語に翻訳したものです。


The autumn wind is blowing.
But the chestnut burs
Are green.