Web Japan > Kids Web Japan > 日本語 > 日本探索 > 皇族 > 役割
第二次大戦後、現在の日本国憲法は1946年に制定されました。ここには、天皇は政治とのかかわりを持たない「日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴である」と述べられています。天皇の役割は、憲法で定められた「国事行為」の実施など、象徴的なものに限られています。
イギリスや北欧諸国と同じように、日本の皇族には政治に関する機能はありません。天皇が国事行為を行うには内閣の助言と承認が必要です。内閣の決定に基づき、天皇は国会を召集し、衆議院を解散します。
天皇は国会の指名に基づいて内閣総理大臣を任命します。ほかには、国会が制定し、承認した法令や条約の公布、大使および公使の信任状の認証などがあります。
現天皇の徳仁天皇は2019年5月に即位しました。天皇皇后両陛下には娘が1人(愛子内親王殿下)がいらっしゃいます。
皇室の方々は外国からのお客様(国賓)をお迎えしたり、自ら外国におでかけになったりします。こうした活動は、外国との親善関係を築くうえでとても大事なことです。
また、皇族の方々は日本中のさまざまな行事に出席されたり、障がいをもつ人や高齢の人が暮らしている施設を訪問されたりして、国民と幅広く関わっています。