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Q. 和室はどのようになっていますか?


伝統的な和室
伝統的な和室

A.

伝統的な日本の家では、椅子に座ったりベッドに寝たりしません。座る時は床に座布団をしき、寝るときは床に布団をしきます。和室はこうした使い方ができるデザインになっています。日本独自の文化を大切にしながら、みんなが暮らしやすいように少しずつ改良されてきました。


今では椅子とベッドのある洋室が多くなりましたが、それでもほとんどの家には和室が一部屋以上あります。


和室の最大の特徴は、床が畳(イグサのしきもの)でできているという点です。畳は長方形で、面積は約1.7平方メートル(18平方フィート)です。部屋の大きさを、畳の枚数で表わすことがよくあります。


洋室が多くなる前は、和室はドアや窓ではなく障子(しょうじ)やふすまと呼ばれる紙製の引き戸で区切られていました。和室は、日中はリビングルームやダイニングルームとして、夜は布団をしいて寝室として使うことができます。布団は朝起きたらたたみ、押入れ(クローゼット)にしまいます。


お客さま用の部屋は座敷(ざしき)と呼ばれ、少し高くなった床に小さめの空間(床の間)があるのが普通です。床の間の中央にはかけ軸がかけられ、季節の生け花(切り花)やそのほかのかざりものが床に置かれます。特別なお祝いのときにかざる人形も、床の間にかざられることがあります。


写真提供: アフロ