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古代では、日本人は自然現象、動物、植物すべてに神が宿ると信じてきました。この信仰は「神道」と呼ばれ、仏教と儒教がアジア大陸から日本に伝来してからは国教として確立しました。仏教は、6世紀にアジア大陸から伝来しました。その教えはまず支配者に受け入れられ、その後平安時代(794年~1185年)と鎌倉時代(1185年~1333年)にかけて、民衆にも広まっていきました。
神道と仏教は両方とも、日本人の日常生活の重要な部分となっています。たとえば、大晦日には、お寺の除夜の鐘の音が響き渡ります。お正月には、人々は神社やお寺に初詣して一年の幸運を願います。春と秋のお彼岸、お盆(7月と8月)には、家族で先祖のお墓にお参りします。一年を通じて、町や村では神道のお祭りが開かれます。おみこしを肩にかつぎ、町中を練り歩きます。結婚式は神道様式で、お葬式は仏教様式で行われることが一般的です。家の多くには、神棚や仏壇が備えられています。
キリスト教も、16世紀にスペインのイエスズ宣教師であるフランシスコザビエルによって日本に布教されました。江戸時代(1603年~1867年)は、幕府がキリスト教を禁じましたが、明治時代(1868年~1912年)になると布教が認められました。現在、神道の信者が最も多く、次いで仏教、キリスト教の順になっています。