キッズ・ウェブ・ジャパン

Web Japan > Kids Web Japan > 日本語 > 流行通信 > けん玉のもっと難しい技へ挑戦!


流行通信

けん玉のもっと難しい技へ挑戦!


 カラフルなけん玉やカッコいいペイントのけん玉で、音楽などに合わせて技を競ってみたいと思いませんか? 日本の子どもたちの間では、スポーティでかっこいいけん玉が大流行しています。

 もともと、けん玉は駄菓子屋に売っている昔ながらの子どものおもちゃで、木製の十字状の剣(けん)と穴の空いた玉でできています。

伝統的なおもちゃのけん玉。

伝統的なおもちゃのけん玉。

けん玉はかっこいいスポーツ
けん玉は手軽に遊べるおもちゃとして子どもたちに人気です。

けん玉は手軽に遊べるおもちゃとして子どもたちに人気です。

 身近なおもちゃだったけん玉は、1975年頃からルールが作られて競い合うスポーツ競技として発展しました。数年前からは日本のけん玉が、かっこいいスポーツとして「ストリートケンダマ」として人気が爆発しています。日本各地でけん玉のイベントや大会が開催され、音楽に合わせて、次々とワザを決める動画をインターネットでたくさん見ることができます。

有名アーティストがデザインしたカラフルなけん玉が登場。世界的に評価の高い、けん玉工房「山形工房」にて製作されています。 © ASOBEAMS

有名アーティストがデザインしたカラフルなけん玉が登場。世界的に評価の高い、けん玉工房「山形工房」にて製作されています。 © ASOBEAMS

 日本の原宿の洋服屋さんにもオシャレな小物としてけん玉が売られるようになり、おもちゃというイメージからクールでかっこいい遊びの道具に変わりました。部屋のインテリアとしてもかわいいので、色々な種類のけん玉を集めるコレクターも現れて、ブームは大人にも広がっていきました。けん玉専用のホルダーやディスプレイ用のボードなどの付属品を使って、オシャレに持ち歩いたり、飾ったりして楽しみ方法もあるようです。

自分らしくアレンジできる!
現代の小学生のけん玉ブームの火付け役となったケンダマクロス。(協力:株式会社バンダイ) ©BANDAI 2014

現代の小学生のけん玉ブームの火付け役となったケンダマクロス。(協力:株式会社バンダイ) ©BANDAI 2014

 日本の小学生のけん玉ブームの火付け役として、「ケンダマクロス」があります。伝統的なけん玉のパーツをカスタマイズして自分らしくアレンジして遊ぶことができるので友達にも自慢できる!とブームが巻き起こり、小学生に人気のマンガや雑誌などでも紹介されるようになりました。

 昔からあるけん玉の形はそのままですが、素材が木製からカラフルで透明なプラスチックになっています。種類もたくさんあり、男の子はカッコいい柄を、女の子はかわいい色を選ぶことができるのも魅力です。交換できるパーツがついており、玉が乗るお皿部分を大きめのものに組み替えると、玉をキャッチしやすくなって技がきまりやすくなります。今までのけん玉はカップのサイズを選ぶことができませんでした。新しいけん玉は、大きなカップに交換が可能なので、初心者でも難しい技にチャレンジして成功する可能性が高くなります。

発光するけん玉。効果音もついていて、初心者でも楽しめる機能が満載です。(協力:幻冬舎)©SUPERけん玉

発光するけん玉。効果音もついていて、初心者でも楽しめる機能が満載です。(協力:株式会社幻冬舎)©avexミュージックけん玉 ゲラゲラポー

 また、効果音やメロディ音と連動して、LEDライトがきらびやかに光るけん玉もあります。音と光を使ったけん玉は、見ているだけもワクワクしますね。

 このように、自分らしさを表現できる新しいけん玉を使い、難しい高い技を覚え、友だち同士で技を競い合ったり、イベントや大会に参加する子どもたちが増えています。

けん玉ワールドカップが開催

 けん玉の技は簡単なものから難しいものまで約3万種類以上あると言われています。最近ではこれまでのルールにとらわれない自由なスタイルから、けん玉の新しい楽しみ方や独自の技も生まれています。

「けん玉ワールドカップ」では海外からたくさんのプレイヤーが集まります。(協力:グローバルけん玉ネットワーク)

「けん玉ワールドカップ」では海外からたくさんのプレイヤーが集まります。(協力:グローバルけん玉ネットワーク)

 けん玉人気は世界中に広がりをみせ、日本のけん玉発祥の地と言われる広島県・廿日市では、毎年、けん玉ワールドカップが開催されるようになりました。世界中のけん玉愛好家の交流の場となり、世界の国々からトッププレイヤーが参加して技を競い合います。人気の選手がダイナミックにプレイする姿に日本の子どもたちはすっかり夢中です。