世界中の人々が地球環境（ちきゅうかんきょう）について考えなければならない時代になりました。おもちゃメーカーも例外ではありません。おもちゃの材料にも、新しい素材として、木くずやもみがらなど天然の材料を主原料にした「バイオマスチップ」が登場しています。

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　バイオマスチップは、森林の手入れで切り落とされた日本のスギの枝などを活用しているので環境にやさしいです。プラスチックを少し混ぜて特別な加工をします。すると、細かい形もきれいに仕上がり、フィギュアなどにぴったりな素材になります。

　こうしたバイオマスチップで作られたおもちゃが続々と登場しています。まずはカプセル自動販売（はんばい）機で買えるカプセル入りのおもちゃ。2007年に発売された、「昆虫（こんちゅう）採集」シリーズは、カブトムシやオオクワガタなど昆虫のフィギュアです。現在は生産を終了しているため、購入（こうにゅう）できません。おもちゃの入ったカプセルも、バイオマスチップで作られています。