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流行通信

もやしもん


アニメの一場面 アニメの一場面

主人公の沢木直保とインフルエンザウイルス

 お酒、味噌、醤油を作る菌、ヨーグルトを作る菌、キムチを作る菌、納豆菌、土の中に住んでいる菌、人間の体に住んでいる菌、プラスチックが好物の菌、病気の原因になる菌などなど。身の回りのあらゆる場所に暮らす菌たちをテーマにしたアニメ「もやしもん」が2007年10月から放映され、人気を呼んでいます。


 このお話の主人公、沢木直保は「もやし屋」という種麹屋(酒、味噌などを製造するときに使う麹を売る店)の息子で、農大農学部の1年生。本当なら目に見えないはずの菌やウイルスが見え、彼らと話しができるという特殊能力を持っています。



アニメの一場面

大学の先輩たち

アニメの一場面

 その他、菌のことならなんでも知っている樹 慶蔵農大教授、大金持ちのお嬢様で大学院生の長谷川遥、清潔好きで常に除菌スプレーを持ち歩いている沢木のクラスメート・及川 葉月、造り酒屋の息子、ユニークな先輩たちなどが次々と登場。主人公の沢木が食中毒の原因菌(O-157)を察知して食中毒が広まるのを未然に防いだり、世界一臭いといわれているスウェーデンのニシンの塩漬け缶詰「シュールストレミング」をめぐるドタバタ騒ぎなど、菌をテーマにいろんな出来事が巻き起こります。



 番組には100種類以上の菌が現れますが、それぞれかわいらしいキャラクターとして描かれ、おしゃべりもします。得意のセリフは「かもす」。これは菌の力でものを発酵させたり腐らせたりすることを意味しています。また毎回、番組の終わりには菌に関する知識を教えてくれる「菌劇場」がついているのもポイント。人の皮膚に住んでいる常在菌、お風呂のタイルに住んでいる黒カビなど、身近な話題を楽しく見ることができます。


 学園コメディーを楽しみながら、菌の知識がどんどん増えるというこのアニメ。親子そろって楽しめるユニークな作品なのです。


アニメの一場面

樹 農大教授

アニメの一場面

アニメに登場する菌


(C)石川雅之・講談社/もやしもん製作委員会


(2008年2月更新)