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　今から60年後の近未来。バイオ・テクノロジーとロボット産業が大きく発展し、日本は特殊技術を次々に開発していました。しかしそれらの技術の危険性から国連に規制を求められ、2067年、ついに日本はハイテクを駆使し、完全な鎖国に踏み切ってしまいます。

　そして10年後の2077年にこの物語が始まります。危険な技術力を持つ日本は長い鎖国の間、どんな状態になっているのか。アメリカの特殊部隊“SWORD”の女性兵士ベクシルが危険を冒して日本へ潜入すると、そこには想像を絶する、すさまじい光景が広がっていました。

　この恐ろしく不思議な世界で、悲しい運命を背負いながら一生懸命に生きる人間たち。そんな難しいテーマを、息もつかせぬアクションと、あっと驚く物語の力で表現したのは、CGアーティスト出身の監督・曽利文彦監督です。3DのCGとアニメを組み合わせた最高の映像技術で、スピード感あふれる動きを見せるメカロボット、まるで実写のような登場人物の表情、そして見たこともない荒野の風景を描いていきます。

　映画音楽へのこだわりも大きく、ハリウッドでヒット映画のサントラを多く手がけているポール・オークンフォールドを始め、ダンス・ミュージックのスターたちが多数参加。「もう二度とできないかもしれないっていう境地に行ってるサントラです」と曽利監督も語るほどの音楽は、映画の世界を見る人の心にさらに深く刻んでいきます。

　8月18日の公開前から大きな話題を呼んだ超大作は、2007年の夏休み一番の注目映画です。また75カ国（2007年7月現在）での映画販売も決定。日本発のアニメワールドが世界中に熱い季節を運んできそうな予感です。

サントラ

クローズ・ユア・アイズ/ベースメント・ジャックス

バード・フルー/M.I.A.

ブレン・ディ・エーガ・ヒェルケ/ブラック・ストロボ

カッツ/ヴァリアス

熾天使軍/デッド・カン・ダンス

＜ミュージックビデオ＞EASY ACTION/ブンブンサテライツ

『VEXILLE-The Soundtrack』8月8日発売
販売元：Beggars Japan/Warner Music Japan Inc.

（2007年8月更新）