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エアロアールシー(タカラトミー)
無線で操作できるラジコン(ラジオコントロール)模型は、子どものおこづかいだけではなかなか手の届かない高価なおもちゃ。ところが、1000円で買える本格的なラジコンカーが登場し、手軽さから、車好きの子どもや大人が夢中になっています。
このラジコンカーは、がん具メーカー「トミー」が一昨年12月に発売した「TOMITECH エアロアールシー」。(タカラとトミーは合併して株式会社タカラトミーとなりました。)価格はどれも1台1000円(税こみ1050円)。現在15種類あり、全長十数センチ。
いずれもレーシングカータイプではなく、日産自動車の「マーチ」など実際に公道を走っている乗用車がモデル。ホンダの「オデッセイ」「ステップワゴン」などのミニバン・ワゴンタイプもあり、身近な車ばかりです。
み力は安さだけではありません。組み立てキットになっていて、プラモデルの要領で組み立てると、実際の車の28分の1程度の大きさの精こうな模型となります。
付属のコントローラーでダイナミックなカーアクションが楽しめ、レースもできます。モーターやタイヤ、ホイールなどの数百円の別売りパーツで改造して、速く走らせたり、車体をかざったりして、自分だけのオリジナルを作りあげる楽しみもあります。
エアロアールシーのシリーズには、やや価格が高いスペシャルバージョンなどもラインアップされています。自分で作って、集めて、動かせるという男の子が好きな要素が全部つめこまれています。
エアロアールシーを担当する同社の長谷川俊夫(はせがわ・としお)チームリーダーは「20、30代の方のこう入が非常に多く、親子で買って遊んでいただいているケースが多いです」と話しています。
今後「新車」も続々登場する予定で、アジア各国や米国、ヨーロッパなどでの発売も計画されています。自まんのマイカーと同じ形をしたラジコンを、子どもといっしょにうれしそうに走らせるお父さんの姿が世界各国で見られるようになるかもしれません。
(2006年3月更新)