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流行通信
2005年12月

犬キャラクター


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和やかなふんいきの「お茶犬」((c) SEGA TOYS / HORIPRO 2002)

 古代中国を起源とする「十干十二支(じっかんじゅうにし)」と呼ばれる、年や日、方位などの表し方があります。そのうち日本では、12種類の動物が割り当てられた「十二支」で、「子(ねずみ)年」「寅(とら)年」などと年を表すことが現在でも親しまれています。「干支(えと)」とも言います。

 毎年の年賀状にはその年その年の動物のイラストが多くえがかれ、動物園ではその年の動物が人気を呼びます。「未(ひつじ)年」には「羊神社」に多くの初もうで客が集まるなど、日本人は干支が大好きです。

 そして、来年の2006年は「戌(いぬ)年」。ねこ年はありませんから、犬は干支の中で最も身近で、子どもたちも大好きな動物です。そのため来年に向けて犬のキャラクターグッズやおもちゃが続々登場しています。

 のんびり、のほほーんとした平和な顔のいやし系の「お茶犬」は人気キャラクター。02年に登場し、すでにテレビアニメやゲームソフト、マスコット、ぬいぐるみ、衣類などになっています。今年に入っても、けい帯ゲーム機で見られるアニメが自動はん売機で配信され始めたほか、和風のドールハウスのような新製品もお目見えしています。

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犬がコスチュームを着た「イヌぐるみ」((c) Disney)

 一方、おもちゃメーカー「トミー」は10月に、犬のぬいぐるみに、世界のアイドル「ミッキーマウス」などディズニーの人気キャラクターの着ぐるみを着せた「イヌぐるみ」という新商品を発売しました。ミッキーは確かねずみなのに、どうして犬に? と考えてしまいますが、同社は「意味のないばかばかしさが大きなみ力。来年は主役の年ですから、思いっきりおしゃれを楽しんでみました」とPRしています。

 さらに、ロボット系のおもちゃでも、犬人気は健在。犬型ロボットとしては、ソニーの「AIBO(アイボ)」が有名ですが、今年初めには音楽に反応し、自分で作曲、演奏をするミュージックエンターテイメントペット「idog」(セガトイズ)が登場しました。

 このほかにも、さまざまな犬キャラクターがおもちゃやグッズになって登場するようです。来年は主役の犬と思いっきり遊べそうですね。

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