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流行通信
2005年6月

「たまごっちプラス」シリーズ


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デザインもいろいろ、たまごっちプラス(BANDAI・WiZ 2004)

 「わたしのくちぱっちに恋人ができたの。結婚して赤ちゃんが生まれるといいな」「わたしのまめっちは海外旅行にいって、記念写真もあるわ」。8年前、世界中で4千万個も売れ、大ブームとなった携帯育成デジタルペット「たまごっち」(発売元バンダイ)が進化して帰ってきました。キーワードはコミュニケーション。ともだち同士で、親子で、たまごっちの交流の輪が広がっています。1年前に売り出された新シリーズは世界34カ国・地域と合わせて650万個を販売。日本では発売と同時に売りきれる状態がつづいていて、手に入れるのが大変です。

 こんどの「たまごっちプラス」シリーズは、食事をあげたり、しつけをしたりと世話をしながらたまごっちを育てていく基本は前と同じですが、あらたに赤外線通信をつかって、ともだちのたまごっちと通信する(これをたまツーといいます)と、おみやげ交換やゲームのほか、たまごっち同士がともだちになることができます。ともだちが異性なら親友から恋人へとなかよし度が進み、やがて結婚して2世が誕生します。なかよし度は何度も通信すると上がっていくので、ともだち同士のコミュニケーションを深めることにつながっているようです。

 日本全国3千カ所の玩具店、スーパーなどに置かれているたて20cmほどの「でかたまごっち」と通信(無料)して、ゲームや買い物などのさまざまな遊びもできるようになりました。やすみの日にはゲームに勝って専用のお金「ごっちポイント」を増やしたり、買い物をしたりする小学生らの長い列ができます。商品は風船、ローラースケートから海外旅行チケットや豪邸(ごうてい)など60近いユニークなものがあります。

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こちらは携帯電話との連動版です(BANDAI・WiZ 2004)

 「かえってきた!たまごっちプラス」につづくシリーズ第2弾の「祝ケータイかいツー!たまごっちプラス」では携帯電話との連動遊びがくわわりました。携帯をたまごっちのふるさと、「たまごっち星」にみたてて、星に帰った親からメッセージを受けたりできます。

 「べびっち」に始まって、泣いたりすねたりしながら成長し、こどものときの育て方しだいでキャラクターが決まり、性格もさまざまになります。寝て起きて食事をして、遊んでと、まるで生命をもっているかのようなたまごっち。愛情をもって世話しないと死んでしまい、遊びながら命の大切さを教えてくれるのです。

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