Web Japan > Kids Web Japan > 日本語 > 過去の記事 > 流行通信 > 甲虫王者ムシキング

流行通信
2005年5月

甲虫王者ムシキング


画像
ムシキングは、へいわな森を守り、ムシたちが戦う話(セガ株式会社)

 森を守るため悪者にあやつられたムシをたおせ―といってもこれはセガがつくったアーケードゲーム「甲虫王者ムシキング」の話。カードを集める楽しさとCGを使ったバトルゲームのおもしろさで、スーパーやショッピングセンターのムシキングコーナーでは順番待ちの列ができるほど。「やったぁ、やっつけたぁ」「『最後の力(わざの一種)』、これで一発逆転」。幼稚園から小学生、それにおとなまで夢中になっています。

画像
画面に登場するムシも大迫力(セガ株式会社)

 遊び方はかんたんです。まずお金を入れるとカードが1枚出てきます。カードは「ムシカード」と「わざカード」の2種類で、ムシカードには実在する甲虫のデータが、わざカードにはそのムシにおぼえさせるわざのデータが書きこまれています。ムシカードをゲーム機のバーコードリーダーに通すと、画面に自分のカードのムシが登場。わざカードは3枚まで使え、これを使うことでムシをパワーアップさせます。

 1人用か対戦用かのモードを選択してバトル開始。じゃんけんボタンを押して勝てばわざが使え、相手のムシにダメージを与えます。そして「たいりょく」がなくなった方が負け。画面上のほんものそっくりのムシのバトルは迫力があります。

画像
つよさ120のクワガタのカード(セガ株式会社)

 ムシキングが登場して2年半。公式の大会は全国で約2万回開かれ、カードは合計1億6千万枚も出荷されました。カードは630種類あり、中でもホログラム仕様で光るレアカードが人気の的。一般に、つよさ200の金、180の銀、160の銅がレアカードと呼ばれています。金色にかがやくつよさ200のムシはこれまで6匹登場。いまは羽の色があわい青色をしたヘルクレスリッキーブルーが人気です。

 子ども向け雑誌の連載や攻略本もリリースされ、今春からはテレビで連続アニメ「甲虫王者ムシキング〜森の民の伝説〜」の放映がスタートしました。携帯用ゲーム機(ゲームボーイアドバンス)向けソフトも6月に発売。また、アーケードゲームはシンガポール、フィリピン、台湾でも人気を呼び、今後さらに広がる予定です。

もどる