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流行通信
2005年3月

ハイ!ハイ!パフィー・アミユミ


ハイ!ハイ!パフィー・アミユミ
2人の元気な活躍ぶりが子どもたちにうけています。(TM & (c) Cartoon Network.    (s05))

 マイペースで気取らないスタイル、そして明るいポップスをパワフルな歌声で聞かせる日本の女性デュオ「PUFFY」。1996年発売のデビューシングル「アジアの純真」はミリオンセラーとなり、20代から30代の世代に人気があります。そんな彼女たちが主人公になったアニメ「Hi Hi PUFFY AMIYUMI」が昨年11月からアメリカ最大手アニメ専門局カートゥーン ネットワークで放送され、キッズ世代の番組視ちょう率で過去最高を記録。アメリカの子どもたちに大ブレーク中です。

 そもそもの発たんは同局のサム・レジスタープロデューサーがPUFFYの音楽ビデオを見て、すっかり気に入ってしまったことから番組への起用が決まりました。アニメのストーリーは楽天家アミと皮肉屋ユミのデュオが各地をツアーしながら引き起こすドタバタコメディー。毎回、PUFFYこと大貫亜美さんと吉村由美さんが実写で登場し、日本語の歌をうたったり、日本語でセリフをしゃべったりと、日本テイストがまんさいです。

 「アニメ部分はアメリカで制作されていますが、日本のアニメに影響されている部分も多いんです。欧米とは違って、日本では大人から子どもまで幅広い世代がアニメを楽しんでいて、それだけ市場が大きく、完成度も高いんですね。今、アメリカのアニメ業界の最前線で働く人たちは日本のアニメを見て育ってきた世代でもあるんです」と語るのは日本版カートゥーン ネットワーク(SKY PefrecTV!や全国のCATV局で放送中)の久光真理子さん。

 また実写部分はすべて日本でさつえいされ、日本語のセリフは亜美さんと由美さんのアドリブが利いています。2人の髪(かみ)型やストリートカジュアルな着こなしもふだんのスタイルとまったく同じで、番組のサントラもこれまでPUFFYが制作してきた楽曲のベストばんに近いもの。もちろん日本語の歌も入っています。これまで自分たちがやってきたことを変えず、あえて‘日本のPUFFY’をだすことを2人はとても楽しんでいるのです。

 この番組はアメリカの人気を受け、日本でも夏から本放送を予定。日米の文化がミックスした新しいアニメの世界がまんきつできそうです。

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