Web Japan > Kids Web Japan > 日本語 > バーチャルカルチャー > 着物 > 着物の形と種類 (1)
着物の作り方はとてもユニークです。縦の長さ12から13メートル、横幅36センチ〜40センチの生地を八枚に裁断し、それらを縫い合わせて着物の形をつくりますが、布は切り捨てずに全て使いきります。また、素材は絹が中心ですが夏の着物である浴衣には木綿なども使われます。

紬は糸を染めてから織物になります。(撮影:山本義昭 写真提供:世界文化社)
色無地と呼ばれる染めの着物。(撮影:山本義昭 写真提供:世界文化社)
着物の生地には大きく分けて、「織り」と「染め」があります。織りの着物は染めた糸を織って生地にしたものです。代表的なものとしては、鹿児島県の奄美大島が産地で、光沢があり丈夫な大島紬(おおしまつむぎ)や、軽くて300年以上使用できると言われるほど丈夫な、茨城県結城市で生産される結城紬(ゆうきつむぎ)などがあります。
染めの着物は白い生糸を織って生地にし、後から模様を手描きしたり、刺しゅうをほどこしたりして華やかな色彩に染めあげたもので、代表的な染めの着物には、何百色という色を重ねて染めあげる豪華な色彩が特徴的な京都の京友禅(きょうゆうぜん)や、金沢市で生産され、花鳥風月などの写実的な柄が特徴の加賀友禅(かがゆうぜん)などがあります。
織りの着物の場合は、表と裏が同じ組織なので、表の色が変色したら裏がえしにして使えるというメリットがあります。また染めの着物も、色が派手になったり、あせたりすると上から色をのせられるので、半永久的にくりかえし利用出来ます。それも、一枚の布を八枚に裁断して仕立てるという着物の作り方が合理的だからだと言えるでしょう。
