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日本の伝統的な遊び

日本の伝統的な遊び

 日本には、中世の時代から現代に至るまで子どもたちによって楽しまれている伝統的な遊びが沢山あります。時代の移り変わりの中で、昔ほどには、楽しむ機会がなくなったものもありますが、今でも、子どもたちが夢中になる遊びもあります。 それらはよくお正月の遊びとして親しまれています。


 まず挙げられるのが、めんこです。めんこは丸や長方形のボール紙で作ったカードです。


めんこ

 遊び方は、地面に並べた相手のめんこに自分のめんこをたたきつけて、相手のめんこが裏返しになれば勝ち、というものです。主に男の子たちが遊ぶことが多い玩具です。めんこは日本で18世紀に作られ、表面にはその時々に子どもたちの間で流行したヒーローや、漫画などの絵が描かれています。


こま

 日本ではその他にも音の出る唐(とう)ごま(うなりごま)、よく回ることで知られる博多ごまなど様々なこまがつくり出されました。


ベーゴマ

 その他に男の子の遊びとして、こまやたこが挙げられます。こまは手で回したり、ひもなどを使って回して遊びます。こまは1,000年ほど前に中国から日本に伝えられました。江戸時代になると、ベーゴマというこまが登場しました。ベーゴマは、木や鉄で作った小さなこまですが、ひもを使って回し、その回る勢いで、相手のベーゴマを枠の外へはじきだす遊びです。


 たこは、世界中で愛されている遊びですが、今でも日本では正月に男の子にとても人気のある遊びです。


たこ

 日本のたこは、平安時代に中国から伝えられたもので、江戸時代に大流行しました。形もさまざまで、六角形や正方形のもののほかに、やっこだこ、角だこなど、伝統的な絵柄が描かれ、見た目にも美しいものがあります。やっこだこは、商人に人気があったたこで、腕をのばしてこっけいな表情の人の顔が描かれています。変わったものでは、10メートル四方の大きさを誇る巨大なたこもあります。以前は、村落同士などで大だこをあげたり、たこ同士を闘わせてどちらが先に相手のたこ糸を切るかを競うことも行われました。

はごいた

 女の子たちの正月の遊びにはねつきがあります。木の実の種に鳥の羽根をつけたはねを、はごいたと呼ばれる長方形の木の板で打ち合う遊びです。


はね

 この遊びは、500年以上前から続いています。時代の移り変わりと共に、はごいたの柄には、着物の娘や歌舞伎役者の姿を凹凸(おうとつ)をつけて描いた飾り等が使われました。今では遊びの中の羽子板もさることながら、装飾としての羽子板にも人気があり、高いものでは10万円を超えるものもあります。


 かるたは、現在でも日本の子どもたちに人気のある遊びです。かるたはトランプに似たカードですが、数字のかわりに絵や文字、短歌などが書いてあり、数十枚で一組になっています。


かるた

 例えば、子どもに人気のある、いろはかるたは、読み手のカードにはことわざが書いてあり、遊ぶ側には最初の文字とそのことわざを表す絵が描かれています。読み手がカードに書かれている文章を読み上げると、遊び手はそれに合うカードを探して取ります。最後に一番多くのカードを集めた人が勝ちとなります。いろはかるたは江戸時代に作られたもので、そこには日常生活の中で使われている教訓やことわざが書かれていることから、ことに人気がありました。


写真: お正月の遊びとして楽しまれる昔からの日本の遊び。